診断・検診

婦人科がん検診

婦人科がん検診について

元気 女性

わが国では1981年以降、病気による死因の第1位はがんで、年々その数は増加しています。
婦人科のがんで最も多いのは子宮がんです。子宮がんのうち、子宮頸がんは70%位を占め、20歳代の若い人で急増しています。また子宮体がんも徐々に増えています。

 

卵巣がんや乳がんなども含め、がんは早期発見が何よりも大事になります。定期的な検査を心掛けましょう。

子宮がん検診の受診方法

1. 自費検診:本人の希望によるもの

2. 公費検診:区民健診によるもの

※ただし、「不正出血」で受診される方は保険診療を行います。

子宮頸がんについて

1. がんのできる場所:子宮の入り口(子宮頸部の粘膜)

2. がんになりやすい人
a. 初めての性交年齢が低い人
b. セックスパートナーの多い人
c. 妊娠・出産回数の多い人
d. 喫煙者
※最近ではHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が発がんと強い関係があるといわれています。
性病のひとつである尖形コンジローマはこのウイルスの感染で起こりますが、このウイルスには100種類以上の遺伝子型があり、子宮頸がんの発生と密接に関係しているのは、16、18、31型などのハイリスク群のタイプです。

3. 検診の方法:細胞診を行い、異常の場合に精密検査(コルポ診、組織診)を行います。

a. 細胞診
子宮頸がん検診としてまず実施されるのは、子宮頸部細胞診です。
これは綿棒などで子宮頸部の表面をこすりとって調べるものです。
b. コルポ診
コルポスコープという拡大鏡で子宮頸部を観察するものです。
c. 組織診
コルポ診で異常のある部分のほんのごく一部を切除鉗子などで採り、病理組織検査を行います。
この検査で診断が確定されます。
 《HPV検査(定性)》
HPVのうち特に高リスク型HPVの感染の有無を調べるものです。
細胞診と同様に子宮の入り口の細胞を採って検査します。
結果は陽性か陰性かで判定されます。
陽性であってもほとんどの場合ウイルスは自然に消失しますが、再検査でも陽性の場合、子宮頸がんになる危険性があるため、今後は精密検査や定期検査が必要です。
☆ HPV検査は現在のところ保険の適用となっていないため自費扱いとなります。

4. 治療
手術療法および放射線療法が主な治療法です。
がんの進行期によって、O~Ⅱ期は手術、Ⅲ~IV期は放射線治療をおこないます。

子宮体がんについて

1. がんのできる場所
子宮の奥の内膜(子宮体部の粘膜)
但し、内膜は生理の時にはがれてしまうので、体がんは閉経になっていない人には多くありません。

2. がんになりやすい人
a. 未婚、不妊、妊娠・出産回数の少ない人
b. 初婚初妊年齢の高い人
c. 閉経後の人
d. 30歳以上で生理不順の人
e. 卵胞ホルモンだけを長期に使っている人
f. 肥満・高血圧・糖尿病の人

3. 検診の方法

a. 細胞診
子宮の中にエンドサイトなどの器具を入れ、内膜の細胞を採取して検査します。
b. 組織診
細胞診で異常が見られた場合の精密検査で、ゾンデキューレットという器具で内膜組織を採取して調べます。
☆子宮体がん検査では細胞採取時にある程度の痛みをともないます。
また検査後少量の出血が数日続くことがありますが、心配いりません。

4. 治療
第一選択は手術療法です。遠隔転移を伴った進行例や再発例には薬物療法(ホルモン療法、化学療法)も行われます。

卵巣がんについて

1. 卵巣がんについて
卵巣に見られる腫瘍の90%程が上皮細胞から発症する上皮性腫瘍で、40代~60代を中心とする中高年女性に多いがんです。
次に多くみられる腫瘍は、胚細胞から起こる卵巣胚細胞腫瘍で最近では10代~20代の若年層に見られています。
卵巣がんは自覚症状が出にくいです。自覚症状が出てくる頃には他への転移が見られている事も少なくありません。
卵巣がんの多くは良性のものであると言われておりますので、定期的な検診で早期発見を心掛けましょう。

2. がんになりやすい人
a. 妊娠や出産を経験していない人
b. 子宮内膜症にかかっている人
c. 家族や親族に卵巣がんにかかった人がいる人
d. 不規則な生活習慣が続いている人

3. 治療
卵巣がんの治療には外科療法、放射線療法、化学療法があります。
病気の進行状況や患者さまの身体に合わせて治療法を選択していきます。

4. 検診の方法

a 超音波検査

b 血液検査(腫瘍マーカー)

診療時間

10:00~12:15
16:00~18:30

☆:土曜日の診療は12時まで
休診日:水曜・土曜午後・日曜・祝祭日
※受付は診療開始30分前から行います。